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カブトムシの繁殖
カブトムシの交尾
カブトムシの産卵用飼育セット
 カブトムシを繁殖させるときには、おすとめすを飼育して、交尾させます。交尾を確認したら、なるべく大きな飼育ケースに、マットをたっぷりと入れて固く押しつけたものに、めすを移しましょう。そうするとめすは、固くなったマットに5ミリほどの穴をほって、そこに卵をひとつずつ産み付けていきます。マットがやわらかいと、めすがもぐるときに、先に産み付けた卵を掘り起こしたり、きずつけてしまうおそれがあります。
 このときのマットは、生まれてくる幼虫のえさです。小さな幼虫が食べられるように、なるべく細かい土に近いマットを選びましょう。
 メスが数日間、マットにもぐったままの場合は、ほとんど産卵しています。マットの中を調べて、3〜4ミリほどの白い小さな卵を発見できたら、産卵成功です。
飼育ケースが大きければ、産卵が終わった後もめすはそのままでかまいません。飼育ケースが小さい場合には、めすが動き回るときに卵をきずつけてしまうので、別のケースに移した方がいいでしょう。
 1匹のめすは、20〜100個ほどの卵を産みます。産卵してから数日で、マットの水分を吸って、卵は5ミリほどの大きさになります。卵を発見してから3週間から1か月ほどで、1齢幼虫が誕生します。
 産卵がうまくいかなかったときには、卵も幼虫も発見することはできません。環境が良くなくて、幼虫は全部死んでしまった可能性もあります。そんな時には、もう1度産卵セットをやり直すか、専門店に相談してみましょう。
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