ヒョウのように斑点模様のあるネコ科の動物はたくさんいるが、ほとんどが野生種で、飼い猫の品種となると意外と少ない。有名なのはエジプト原産のエジプシャンマウだ。猫種の中で唯一、人の手によって作出されずに、自然発生的に斑点模様を持った品種である。淡い緑色の目と野性的なヒョウ柄の風貌とは対照的に、おとなしいネコで、古代エジプトから飼われていたと考えられている。
人間に作出された猫種では、アビシニアン、シャムなどを交配して作られたオシキャットや、ヤマネコの血が入っていると言われるベンガルに斑点模様がある。また、オリエンタルショートヘアは毛の色柄が多様で、斑点模様を持つ個体もいる。