犬用のコンタクトは人間用でも見かけるソフトレンズで、角膜炎などの目の病気がひどいとき、角膜保護のために使用する。視力を矯正するものではないので、度は入っていない。だが、犬はもともと近視だといわれている。人間の水晶体が4mmなのに対し、犬は8mmもあることが、その根拠とされている。ただし、サイトハウンド(視覚獣猟犬)と呼ばれるグループの犬は、正視である。
犬は色盲で、見えているのはモノクロの世界と、以前は思われていた。しかし、最近の研究では赤緑色盲で、人間と同じようには色は見えていないものの、わずかに色を感じていると考えられている。