犬は散歩中などに、別の犬に出会うと、まず、お互いにお尻のにおいを嗅ぎあう。これは、肛門のすぐ下に、臭腺があり、このにおいを嗅いで、相手がどんな犬かを確認しているためである。肛門のにおいを嗅ぎ終わると、体や顔、鼻を付きあわせながら、じっくりと相手を確認する。しかし、これはあくまでもお互いに興味があるときで、そうでないときは、最初から激しく吠えあったり、相手から逃げ出したりしてしまう。
ペット美容院のようなところでは、シャンプー時に肛門腺を絞って、分泌物を出してくれる。放置していても、ふつうは問題ないが、まれに破裂してしまうことがあるからだ。