ダルメシアンは黒い斑点が特徴だが、生まれたばかりの子犬には、斑点はなく、まっ白な状態で生まれる。その後、徐々にうっすらと斑点が出てきて、生後2か月になると、はっきりしてくる。ダルメシアンは、いかにも高貴そうに見える犬種だが、実際、貴婦人たちの乗る馬車の護衛犬だった。古くは、古代ギリシャの彫刻によく似た犬が刻まれていることや、古代エジプトにダルメシアンのような斑点模様のある犬がいたことがわかっている。
ダルメシアンは、旧ユーゴスラビアのダルメシア地方に土着していた犬。出身地にちなんで、18世紀の中ごろから、この名で呼ばれるようになった。