日本でも、幕末、ペリー提督に3頭のチンが贈られている。その犬は後に、イギリスのビクトリア女王(181901901年)に献上された。ビクトリア女王は愛犬家として有名。いろいろな犬を献上されたり、外遊先から持ち帰ったりした。中国やチベットなどから、なかば強引に犬を連れ帰ったこともある。フランス王政時代には、貴婦人たちが、宝石を身に付けるようにマルチーズを抱いていた。当時、マルチーズには病気を治す力があると信じられていたためだ。
犬に病気を治す力があるかどうかについては、実際に研究されていて、癒しの効果があると考えられている。癒されることで、肉体的にも安定するというのだ。