犬が咳をしたり、くしゃみをしたりしている場合は、ケンネルコフという伝染性気管支炎の可能性が高い。一般に「犬の風邪」と言われるものであるが、風邪だからといって、甘く見ていると、重大な呼吸器障害が残ることがある。症状は咳、くしゃみから、鼻水、発熱、のどの腫れなどがみられる。咳が出なくなったからといって、放置してはいけない。呼吸器障害を引き起こすのだ。
いまでは、動物病院で接種できるワクチンがあるため、あらかじめ予防ができる。しかし、症状が出たら、飼い犬以外にも、他の犬に感染することもあるので、すぐに動物病院に相談した方がいいだろう。