犬は、人間と暮らしていくうちに、言葉を理解するようになる。理解するのは「まて」や「おすわり」などの号令だけでない。ふつうに人間が話している言葉も理解する。研究によると、150から200の言葉を理解しているといわれている。研究者によっては300という説もある。しつけのときに、号令だけではなく、言い聞かせることによって、言うことを聞くようになる場合もある。このとき、人間の動作も付け加えると、もっと効果的である。
号令は、日本語だと複雑になるので、訓練所などでは、すべて英語で行われている。例えば、日本語の「来い」は「おいで」、「こっち」などもあり、様々だが、英語では「COME」だけですむのである。