ヨーロッパでは、断尾、断耳をした犬は輸入禁止、または飼育禁止になっている国がほとんどである。もともと、断尾、断耳は、犬のスタイルを整えるために行われていた。しかし、現在では、ほとんどの犬がペットとして飼われているため、各国では断尾や断耳を犬の虐待と考え、体を傷つけるスタイルの維持を禁止しているのである。日本でも、最近ではスタイル維持のための断耳や断尾は少なくなってきている。
スタイル維持目的で行われる以前は、断尾が狂犬病防止になると考えられていたり、尾があると税金が高かったりしたことなどに、断尾が行われる要因があった。