水の中のクモ

10月 31, 2012 by     No Comments    Posted under: 小動物
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水の中のクモペットいっぱいの動物ブログ


先日、とあるところで、ミズグモを入手しました。

ミズグモとは、水中に巣をつくって生活している、体長1㎝ほどの小さなクモで、

ヨーロッパから日本を含むアジアに分布しています。日本では、北海道から九州まで広く分布しています。

特に北海道では生息数が多いようです。

水がきれいな場所で、水草が多い場所を好みます。

食物は、水中の小さな生物を泳いで捕まえます。

珍しいミズグモです。

腹側です。ちなみに水草はタヌキモです。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして水中で生活できるかというと、腹部に生えた細かい毛の間に、

表面張力を利用して、空気を溜め込み、呼吸とともに、水中につくった巣に溜めます。

クモの呼吸は気管と書肺という器官で行い、それは腹部にあるのです。

 

 

 

 

 

 

しかし、ミズグモといっても、水中にとけこんだ酸素を取り込むしくみはないため、

ときどき水面に出て、腹部の毛を乾かしたりします。

 

また、いろいろと調べてみると、水中につくった巣に空気を溜める行動は、

呼吸をするためのものではなく、巣の中を乾いた状態に保つことではないかという説もあります。

腹部の毛に、水面聴力を利用して空気をためるためには、毛が乾いていないと

表面張力が起きにくいということもあるようです。

ちょっとわかりにくいのですが、巣です。

 

 

 

 

 

 

 

 

私が観察した限りでは、かなり活発に動き回ります。

特に、今の時点で巣がないため、水草につかまりながら移動したり、

足で水をかいて、泳いで(?)います。

問題は、えさですが、近所の池の水を採取して、そこに含まれる小型水生生物に期待するのと、

試しに、ショウジョウバエを水面に落としてみたいと思います。

 

巣作りやえさについては、また後日、結果をお知らせします。

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