夏休み自由研究(その2)
夏休みの自由研究なんて、夏休みがもう終わりじゃないかと怒られそうですが、
まだ、自由研究が終わってない子どもたちのために、時間はかかりますが、
頑張れば1日で仕上げることができる自由研究をひとつ紹介します。
今年は8月31日が金曜日で、9月1日と2日の土日まで猶予はありますから
頑張ってみましょう。
その自由研究はセミの羽化の観察です。
男の子向けではありますが、夕方から翌日の早朝で観察が終了するので、
短時間で、しかも感動もできる自由研究です。
まずは、おうちの方と、夕方、少し暗くなった頃、公園など、地面が土のところで、
セミの幼虫が地上を歩いているものを探しましょう。(ここだけが大変かもしれません)
その幼虫を観察しやすいように自宅に持ち帰ります。
このとき、直径が5㎝、長さ50㎝以上の枝を用意しておきましょう。
マンションの場合はベランダに立て、一戸建ての場合は玄関や庭(庭の木でもOK)にセットします。
そこに、セミの幼虫をつかまらせます。
このとき、幼虫は、羽化しやすい場所に移動しようとしますから、
幼虫の動きが止まるまで、手で行く手をさえぎり、できるだけ観察しやすい場所に誘導します。
幼虫があきらめて、じっとしたら、いよいよ羽化が始まります。
ここからは、およそ30分くらいで、羽化してしまうので、見逃さないように観察しましょう。
幼虫の殻から成虫が完全に出ると、ここからは1時間ほどかけて、羽を伸ばします。
このときの成虫の色は、アブラゼミでは美しい薄緑色です。
ここまでくれば、セミの羽化の自由研究は半分終わったようなものです。
それぞれの過程を、写真に撮っておいたり、子どもにスケッチさせるといいでしょう。
また、このときに、気づいたことをメモしておき、あとで自由研究のまとめのノートなどに清書します。
ノートには、撮った写真やスケッチを貼り込みましょう。
羽化したセミは、体や羽がかわいて、完全に色が変わるのは、明け方近くになるので、
成虫が羽化したところで子どもは一眠りし、早起きして、最後の観察をしましょう。
寝坊すると、セミは飛んでいってしまうので、気をつけてください。
1日頑張れば、セミの羽化の自由研究はできあがります。
羽化の様子も感動するので、ぜひ、お子さんと一緒に観察してみてはいかがでしょうか。
これやってみたい!
けどセミ怖くて掴めない…