なつかしのペットたち(クロハラハムスター編2)
先日に引き続き、なつかしのペットたち「クロハラハムスター編」のその2をお届けします。
最初に輸入されたもので撮影し、指をかまれ、大出血しながらも、
今度は、飼育をしろとの指令を受け、輸入第2弾の個体の中から、選抜することになりました。
しかし、輸入されてすぐに引き取るのも何なので、少しの期間、ペットショップにて
様子を見てからということになりました。
このペットショップは、当時、大変有名だった埼玉の越谷にあった某「B・B」で、
社長は、珍しい、または難しい種に対しては、熱心にさまざまな研究・観察をされる方で、
今でも私は大変お世話になっております。
まずは、ペットに適応させるには、凶暴さを取り除くことが重要です。
しかし、輸入された個体で凶暴さを取り除くのは不可能なので、
繁殖を試みて、その子どもを飼い慣らす作戦を立てました。
もちろん、「B・B」の社長主導です。しかしながら、繁殖させるためには、
オスとメスを一緒にし、交尾させなければなりません。
これがまた難しく、同種であっても、お互いを攻撃してしまい、
命を落としかねません。交配は慎重に行われました。
その後、交尾も行われ、資料を調べ尽くし、妊娠期間である18〜20日を経て、
約7gの子どもが、確か6匹誕生しました。
私が飼育することになったのは、このうちの1匹です。
子どもは、ゴールデンハムスターの子ども同様、毛はなく、目も耳も開いていません。
このときの写真は、残念ながら、私は撮影していませんでした。
誕生から約1か月後に、ついに、私が引き取ることになりました。
大きさもまだ、成体には及びませんが、凶暴さだけは、親から引き継いでいました。
自宅では、当初は小さなケージで飼育し、えさは毎日、私の手から渡すようにしました。
しかし、気を抜くと、えさのにおいをかぎながら、そのままえさを通過し、私の指先に
食らいつこうとします。毎回ドキドキのえさやりです。
そうこうしながらも、我が家の環境にも慣れてきて、えさの時間、声をかけると、
ちゃんと巣箱から出てくるようになりました。
ちなみに、巣箱は、当初からセットしましたが、通算で20個は用意した記憶があります。
というのも、新しい巣箱を入れてやると、ほぼ1日でバラバラに分解してしまうのです。
結局、木製のものはあきらめて、樹脂製のものに切り替えました。
また、えさの種類は、ヒマワリ、ハムスターフード、リンゴ、ニンジン、サツマイモと季節の野菜を
与えていました。
最終的には、飼育容器も、小型のケージから、大型のケージ、60センチ水そう、90センチ水そうと
ステップアップし、床材にはウッドチップをしき、水の場合には、ふたに加え、ふたの重しに鉄アレイ
8kgを乗せていました。
最終的には、生後約2年半で亡くなりました。
インターネットなどで調べてみると、寿命が8年前後となっていますが、
私の持っているヨーロッパの動物図鑑(洋書)や多くのサイトでは、1年半〜2年になっています。
体が大きいといっても、さすがに8年はちょっと長い気がします。長くても3〜4年だと思います。
寿命についても、輸入されることがあれば、じっくり調べたいと思うのですが、
現在は、ヨーロッパでは保護動物にもなっているため、なかなか実現は難しそうです。
今や、貴重な動物となってしまいました。
始めまして。何となく、「クロハラハムスター」で検索して、こちらに辿り着きました。
私もかれこれ15年くらい前に、クロハラハムスターを飼っていましたヽ(^。^)ノ
まだ子供のクロハラハムスターでしたが、最初の1週間くらいは、猛獣かと思いました・・・体の大きさに似合わず、かなりのビビリだったみたいですねー。
でも、どんどん馴れてきて、名前を呼ぶと来るようになり、指に付けた小さいご飯粒なども上手に食べるようになりました。毎日、部屋の中を散歩させてましたが、ゴールデンハムスターよりも知能は高いと感じましたねー。
やはり、2年くらいで旅立ってしまいましたが、本当に楽しい思い出です。
飼育されてた方の話を見れて嬉しかったです.(*^。^*)