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カブトムシの飼い方
成虫の飼育は、マットを深さ5〜10センチくらいにしきます。めすはマットにもぐるので、マットの深さは、もっと深くしてあげましょう。登り木やえさ台、落ち葉などをセットします。

カブトムシを飼育していると、どうしても小バエが発生します。なるべく少なくするためには、小バエが入りにくい飼育ケースを選ぶか、小バエが入ってこないようにするシートを用意するといいでしょう。

飼育ケース  飼育ケースには、かならずふたをします。プラケースにはふたもついていますが、力持ちのカブトムシは、ふたを開けてしまうことがあるので、開きやすいものは、上に重しを置いたり、テープなどで固定するようにしましょう。
登り木  登り木は、クワガタ用の産卵木を利用してもいいでしょう。カブトムシがひっくりかえったときにつかまるためや、交尾の場所にもなります。

ゼリー  ゼリーは、えさ台などを利用すると、マットが汚れることが少なく、カブトムシも食べやすくなります。えさは、バナナやリンゴもよく食べます。

落ち葉  落ち葉などを入れておくと、カブトムシがその下にもぐりこんだり、マットの湿気を保つためや、カブトムシがひっくりかえったときに、つかまるために役立ちます。
 カブトムシは暑さや乾燥に弱い生き物です。飼育ケースの置き場所は、日光の当たらない、涼しい場所にしましょう。また、マットの表面が乾燥してきたら、霧吹きでマットの表面が湿る程度の水分を与えます。ただし、表面が乾いていても、底の方に水分がたまっていることもあります。湿気が多すぎるのもよくないので飼育ケースの底を調べてから、霧吹きしましょう。
 えさの昆虫ゼリーは、なくなったり、マットが付いて汚れがひどいときには、交換します。昆虫ゼリーのほかにも、バナナやリンゴもよろこんで食べます。特にバナナは栄養が多く含まれているので、カブトムシも元気にすごせます。マットで汚れていたら交換しましょう。
 おす同士をいっしょに入れると、いつもケンカして、どんどん体力がなくなってしまいます。おすを飼育するときは1匹だけで飼育するか、数匹いっしょに飼育するなら、おす1匹にめす2匹くらいにしましょう。
 カブトムシで遊びたいところですが、毎日長時間さわっていると、弱ってしまいます。なるべくさわらずに、観察しましょう。カブトムシは夜に活動する生き物で、昼間はほとんどマットにもぐっていて、じっとしています。観察は夕方から夜が最適です。
 カブトムシは力持ちです。飼育ケースのふたが、きちんと閉まっていないと脱走します。世話をした後は、かならずしっかりとふたをしましょう。
 カブトムシには、ダニがついていることがあります。ダニがついていても問題はありませんが、数が多くなったときには、使わなくなった歯ブラシを使って、水道水で流しながら洗いましょう。溜めた水につけると、カブトムシがおぼれてしまうので、かならず水を流しながら洗いましょう。飼育ケースの中のマットも交換して、止まり木も日光に当てて消毒しましょう。
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