外国産の大型カブトムシ、クワガタムシを身近に観察することは、自然に対する知識を広げるためにも、とても重要です
きれいなもようのオーベルチュールオオカナブンをはじめ、外国のカナブン・ハナムグリは輸入禁止 |
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わたしたちは、世界のカブトムシ、クワガタムシを身近に見たり、さわったりすることができるようになりました。これは、外国産のカブトムシ、クワガタムシ、約550種(2005年5月現在)を輸入できるようになったからです。もともと、カブトムシ、クワガタムシの中には、人間が作った作物を食べてしまったり、枯らしてしまう害虫がいました。また、未知の菌などが昆虫を通して、日本に広がってしまい、農作物を始め、森林などにも悪影響を及ぼすと考えられていて、そのような虫が輸入されてしまうと、日本の農林業に大きな影響を与えてしまうため、輸入は禁止していました。
しかし、そのような害虫にはならない種類や、日本の気候では、屋外で生きていけそうもないカブトやクワガタなどの輸入が許可されて、一気にブームがやってきたのです。まだ、輸入が許可されていないカブトムシ、クワガタムシもいますが、そのうち、見直しがされ、これからも、あこがれの種類が、身近になるかもしれません。
カブト・クワガタ以外でも、カナブン・ハナムグリなどが人気があります。しかし、これらの昆虫は、農作物を食い荒らしてしまうため、万が一、逃げ出したりしてしまうと、大変な被害が出てしまう恐れがあるので、輸入は許可されていません。
輸入が許可されているカブトムシ、クワガタムシも含めて、外国に行ったときに、動植物を勝手に持って帰ってくると、罪になってしまいます。
また、輸入が許可されている種類でも、国内に持ち込むには、かならず届け出なければいけません。 |