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病気の予防と手当て 〜 代表的な病気 〜
細菌性感染症治療薬
グリーンゴールドF類粒
細菌性魚病用薬剤
鑑賞魚用
エルバージュエース
水草水槽用魚薬
アマゾングリーン
白点病治療薬
メチレンブルー水溶液
白点病治療薬
マラカイトグリーン液ヒコサン
※注意: 病気の魚はトリートメント水槽で隔離して治療する方が無難です。塩や薬を入れるときは、水草に注意すること、水草OKの薬もあります。魚によって、つかえない薬もあるので注意しましょう。かならず薬品に表示されている規定量の薬を入れること。劇薬なので子供の手にとどかないところに管理すること。病気の魚をすくった網はかならず消毒することが必要です。
白点病
【3・4・5の薬を使用】
 最も多く、最も伝染性が強いのが白点病でしょう。白点虫と呼ばれる微細な寄生虫が、魚の体中に取り付いて、白い粒粒がたくさん付きます。
 白点病治療薬は種類が多く、かつ効果もありますが、水草には非常に毒性が強いこと。古代魚や薬品に対して敏感な魚には使えない場合があります。
ウーディニウム症
 白くなく、褐色の小さな粒が付くため、コショウ病とも呼ばれます。白点病ほど多くはありませんが、よく見かける病気です。また、粒は小さく、色が白い、白点とウーディニウムの間を取ったような病もあります。
 予防も、処置もほぼ白点病と同様ですが、大量に発生すると完治は難しくなります。


松かさ病
【1・2・3の薬を使用】
 体が膨らんできて松ぽっくりのように鱗が立つため、立鱗病などとも呼ばれます。体に突然穴が空き、そこから壊疽を起したりする「穴あき病」と同じ細菌が原因だと言われています。治療は難しいので、何より、病原を水槽に持ち込まないこと。これに限ります。


怪我
【1・2の薬を使用】
 意外と多いのが事故や魚同士のケンカによる外傷です。
 魚の体表は、粘膜に覆われています。そのため私達が見た目には傷が無いように見えても、粘膜がはがれた、いわゆるスレと呼ばれる状態になっていることがあります。
 これは水換えやネットで魚をすくったとき、ケンカなどのほか、魚が自分で石などに体をこすり付けて傷つけてしまう場合もあります。
 このスレた部分に細菌が増殖すると、病気が発生して命にかかわることになります。消毒する場合は、規定の容量に薄めた魚病薬や荒塩などに、5〜20分つけておくのが有効ですが、それ自体がかなり危険な行為です。
尾ぐされ病・マウスファンガス
【1・2の薬を使用】
 尾やヒレが先端から白くなって溶けてくる病気ですが、時にはエラ、体側など、いろいろなところが突然腐って壊疽を起こすこともあり、そういう場合は、エラグサレなど部位で呼ばれています。
 発生する部位や進行の速さ、初期症状を見ていると、数種の病気があるようです。
 時間の経過に差はありますが、そのまま進行すると、肉まで壊疽を起して、傷のようになりますが、それ以前に衰弱して死んでしまうことも多い病気です。そこで、ヒレが白っぽくなったら、即水換え。そしてできれば、荒塩や細菌やカビに効くタイプの薬品を規定量より薄めたもので、予防します。


水カビ病
【1・2・3・4・5の薬を使用】
 文字通り、白いカビが魚の体から生えてきて、その部分に壊疽を起こします。
 水生のカビの胞子は、飼育水や水草だけでなく空気中にも存在しているようで、これを防ぐことはできません。しかし、たいていは生きた魚ではなく、エサの残りや魚の死骸などに発生します。ですから、こういう大きなゴミを水槽内に残さないのも、予防になるでしょう。
 治療は、症状が進行した場合は、カビと壊疽を起こし部分を削り落として、消毒するという手術が必要だといわれますが、軽症の場合は、市販の細菌やカビに効果のある薬剤でカビの発生は抑えられます。
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