犬を飼うときには、どんな犬種を飼いたいのかを考えることが大切ですが、その前に、犬を飼う環境が整っているかどうかも、よく考えてみましょう。
たとえば、庭のある一戸建てであれば、飼える犬種の幅は広がりますが、ペット可のマンションなどの集合住宅で、超大型犬を飼うのは、家族にも犬にも負担がかかります。一人暮らしの場合には、いざというとき近所に犬を預かってくれる、ペットホテルがあるかどうかも重要なポイントになってきます。
ほかにも、超大型犬は、フード代などの、金銭的な問題も出てきます。このような、自分の生活環境にふさわしい犬種を選ぶことが、飼い主や家族、飼い犬にとって必要です。それで後々まで、幸せなドッグライフを送れるかどうかが決まってくるのです。
衝動的に犬を入手するのではなく、犬を飼いたいと思ったら、まずは、家族全員で相談し、その家庭にふさわしい犬種を選ぶようにしましょう。
子犬を探すには、近所の大きなホームセンターなどに入っているペットショップや、犬の専門店などが、最も身近な場所です。ほかにもそれぞれの犬種を扱っているブリーダーや、最近ではインターネットのオークションなどでも探すことができます。また、犬種によっては、警察犬訓練所にお願いするという方法もあります。
ペットショップは、自分の目で、子犬の状態を確認することができるため安心です。また、ブリーダーも場所が近ければ見学することが可能です。しかし、中には病気を隠して販売する悪質なところもあるので、その入手先が信頼できるかどうかを、見極めることも重要になってきます。そのために、子犬を入手する前に、その犬種のことをよく勉強して、どんな状態が悪いのか、健康なのかなどの知識を得ておくといいでしょう。また、ショップの中が、あまりにも汚れていたり、子犬のウンチの掃除などの世話が、きちんと行き届いていないようなショップは、避けた方がいいでしょう。