子犬に与えるフードは、栄養価の高い幼犬用のフードを与えます。生後日数にもよりますが、最初はフードをお湯でふやかしたものを与えましょう。乳歯が完全に生えていたら、少しずつ固いフードを与えます。
初めて与えるフードは、子犬の入手先で、どのメーカーのフードを与えていたかを聞いて、同じものを与えましょう。
フードをいきなり新しいものに切り替えてしまうと、ウンチがゆるくなることがあるので、変えるときには、様子をみながら少しずつ別のフードを混ぜて、最終的に新しいフードに切り替えましょう。
最近はアレルギーになりやすい環境も増えているので、食事には注意が必要です。アレルギーに配慮したフードなどを使って、アレルギーを起こさない身体造りを心がけましょう。アレルギーのある犬の食事については、
「犬の飼い方・しつけ方Q&A」欄の(牛、豚、鶏にアレルギーがある)に詳しく書かれていますので、そちらを参照してください。
食器も子犬にとって食べやすいものを選びましょう。マズル(鼻先)の長い犬用や、短い犬用の食器などもあるので、その子の特性に合わせて選んでやりましょう。
子犬は、遊んでは寝て、食べてはまた遊びます。その間に、水を飲みたがるので、飲み水はいつでも飲めるように、新鮮なものを用意しておきましょう。あまりせまい場所や、遊び場の中に置いておくと、食器に足を突っ込んで、びしょぬれになってしまいます。少し離れた場所や、サークルやケージの扉を開けて、その中に置いておくといいでしょう。サークルやケージなどの寝る場所にも、いつでも水が飲めるように用意しておきましょう。
ただし、食事は大体決めた時間に与え、食べ終えたらすぐに器を片付けてしまいます。食事のときは
「犬のしつけと手入れ」の欄の(スワレを教える)や、
(マテを教える)を見て、スワレや、マテ、ヨシをさせてから食事を与えるようにしましょう。
食事のしつけがうまくできていても、おねだり上手な犬は、肥満になってしまうことも多いものです。肥満は犬の健康の大敵です、肥満の改善については、
「犬の飼い方・しつけ方Q&A」の(肥満を改善する食事を知りたい)を参照してください。