もし、突発的に子猫を拾ったり、もらったりしたのでなければ、まず、どんなネコを飼うのかを決めましょう。一緒に遊びたい、だっこしたい、優雅な長毛、管理の楽な短毛、性格、習性、ルックスなど、色々選ぶ要素があります。また、ペットタイプかショータイプか、繁殖させるのか、避妊・去勢するのか、それも最初に決めておきます。後で、避妊・去勢すればいいやと思う人もいると思いますが、ネコの成長は速いので、気が付いたら妊娠していたなんていうこともあります。
ペットショップに行くと、ポピュラーな品種は年間を通じて子猫がいます。最近ではインターネットを利用すると、たくさんの品種がいる大型店や専門店が見つかります。
できれば、何軒かのショップを見て回って、たくさんの子猫を見た方がいいでしょう。同じ品種でも、ルックス、大きさ(月齢)、値段が違います。また、予防接種の有無や他のサービスも子猫を選ぶうえで重要な要素です。
もしショップにいない珍しい品種やショータイプのネコが欲しい場合は、専門のキャッテリーから入手するしか方法はありません。最近は、ブリーダーを名乗り、通信販売を利用した詐欺商法が横行しているため、できればショップや愛好会に相談して、きちんとしたキャッテリーを紹介してもらうと安心です。
元気な子猫は、よく動き回ることが大切。目がきれいで、人間に寄ってくるような子がよい子猫です。しかし、あまり動かない子でも、「目や顔、お尻がきれい」「お腹がたっぷりと膨らんでいる」「手足に力がある」など、健康であれば、大丈夫です。動いていなくても、眠いから動かないとか、性格がおとなしいという場合もあって、かえってそういうおとなしい子の方が飼いやすいこともあります。長い時間にわたって、観察することが大切です。 |