ネコと外出するときは、キャリングケースに入れてあげましょう。閉じ込めるようで、かわいそうなような気がしますが、ネコは見知らぬ場所や物音を怖がるため、かえって馴れたキャリングがケースの中の方が、移動中は落ち着くのです。
一般的なサイズのキャリングケースであれば、電車などにも手荷物で乗ることができます。
長時間、自動車や電車に乗っていると、乗り物酔いをして吐くことがあります。乗り物酔い自体はそれほど心配いりませんが、吐くことで脱水症状を起こしたり、それがストレスとなって食欲不振になったりする場合があります。移動が済んだら、なるべく静かな場所において、水分を補給し、好物のおやつを上げて、食欲を促進させてやりましょう。
1〜2日の間ならば、ネコはお留守番することができます。新鮮な水と餌があれば、もっと長くても平気ですが、トイレが汚れてくると他の場所に排泄してしまったり、寂しくて、わざと粗相したり、家具や衣服などをいたずらすることもあります。理想的には、飼い主が留守の間は、ネコが会ったことのある人にペットシッターに来て泊まり込んでもらうのが、いちばんです。また、ネコを知人に預かってもらうこともできますが、見知らぬ家にいったネコは、粗相してしまうことも多いので、普段使っているトイレを持っていくといいでしょう。
留守の間、ネコの世話をしてくれる専業のペットシッターもいます。家に来てもらうので、ネコは落ち着きます。しかし、餌やトイレの掃除はしてくれますが、ずっと家にいてくれるわけではないので、ペットシッターが帰った後にいたずらする心配はあります。
長期間留守にする場合は、粗相やいたずらの心配がないペットホテルに預ける方が安心です。ペットホテル以外でも、動物病院やペットショップで預かってくれるところもあります。また、たいていのペットホテルではワクチン接種の証明書が必要ですし、ワクチン接種していない子もいるペットホテルでは衛生的に不安です。 |