シャンプー後の毛の乾燥にはスリッカーブラシが便利です
ペットの耳掃除用綿棒をよくほぐし、耳の奥を突かないように慎重に…
汚れがひどい場合は動物病院で処置してもらいましょう
足先を押すと爪がでます
よく切れるので切りすぎに気をつけましょう
左:ギロチン型の爪切り、右:普通のハサミ型の爪切り |
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ネコは、春と秋の換毛期に1〜2週間かけて、首のあたりから順次、夏毛と冬毛に抜け替わります。換毛期は毎日、大量の毛が抜けます。特に、冬毛はアンダーカバーがたくさん抜けるので、掃除が大変です。
短毛種は毎日1〜2回、長毛種やロシアンブルーなどのダブルコート種は朝夕2回以上、スリッカーブラシで抜け毛をすきとりましょう。スリッカーブラシは、抜け毛が飛び散らず、大変便利ですが、毛が傷みやすいため、日常的には使いません。
多くのネコは、耳に寄生するミミダニによって、黒く湿った耳あかがたまります。もともと耳の中は汚れないものです。黒く湿った耳あかがたまった時は、ミミダニなどの外部寄生虫に感染しているか、外耳炎などの病気を患っていると考えた方がいいでしょう。その場合は、あまりいじらずに動物病院へ行くのが早道です。
耳掃除の仕方は、イヤークリーナーを耳の中に少し垂らし、よくほぐした綿棒などで耳の奥を突かないよう、そうっと耳あかを拭きとります。
しかし、耳掃除で外耳道を傷つけてしまったり、こじらせてしまうことの方がはるかに多いので、家庭での耳掃除はあまりしない方がいいでしょう。耳に異常があれば、動物病院に行く方が早く簡単で、しかも安全に治ります。
爪切りは慣れないと難しいので、子猫の頃から少しずつ爪を切って練習しましょう。ネコの爪は普段引っ込んでいますが、指の根元の下の膨らんだ部分を押すと、てこの原理で、爪が飛び出します。そこで、爪の先端の血の通っていない透明な部分だけを切ります。慣れるまでは、針のように尖った爪の先端をほんの少し切ると、安全です。
その他、ワクチンの予防接種やノミ・ダニ防止薬、長期の旅行に行く場合などについては、動物病院で相談しましょう。 |