お母さんは危険を感じると小さな子どもを連れていても、がけのような場所へ移動していきます。
特別天然記念物のニホンカモシカは、5〜6月に赤ちゃんが誕生します。赤ちゃんは生まれてすぐに立ち上がり、歩きます。でも、しばらくの間は木の根元や草むらに隠れていて、お母さんがミルクをやりにくるまでじっとしています。1週間ほどたつと、お母さんについて歩いたり、かけたりするようになります。親にある角は、赤ちゃんには、まだ生えていません。その姿はヤギやヒツジの赤ちゃんに似ています。ふつうは、お母さんと赤ちゃんの2頭で行動しますが、ときには、前の年に生まれた兄弟がいっしょに行動することがあります。
赤ちゃんデータ:
- 分類
- (ウシ目)ウシ目
- 分布
- 日本(本州・四国・九州)
- 体長
- 体長105〜115cm
- 尾長
- 体高68〜72cm
- 体重
- 体重30〜45kg
- 子供の数
- 1頭