金魚の鱗には、大きく分けて2つのグループがあります。一般的な鱗で、ひとつひとつの鱗にしっかりと色がついているのが「普通鱗」です。わたしたちがよく見かける金魚の鱗は、この「普通鱗」です。
鱗が透明になっていて、えらの部分では血液がすけて見えるものがあります。これを「透明鱗」といいます。体の一部が「透明鱗」のものや、全身が透明な「全透明鱗」のものもいます。また「透明鱗」と「普通鱗」が、全身で混ざっているものがいます。これを「モザイク透明鱗」といい、文字通りモザイク状に「透明鱗」と「普通鱗」が配置されます。桜錦はこの「モザイク透明鱗」の代表的な品種です。