養殖場では、品種の生産のほか、新たな品種の作出も行われています
金魚の三大産地の一つ、弥富町養殖場 |
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金魚は、きちんと管理された養殖場で誕生し、流通に乗って私たちのもとへやって来ます。一般の飼い主はほとんど目にすることのない養殖場は、巨大な水槽がいくつも並び、さまざまな金魚たちが大量に飼育されています。
日本各地にある金魚の養殖場は、江戸時代から続いているところも多く、日本全国はもとより、海外にも出荷されています。歴史のある養殖場は、愛知県の弥富町や、奈良県大和郡山、東京都の江戸川区が三大産地として世界的に有名です。しかし、各地では地価などの問題から現在では減少傾向にあります。
養殖場の多くでは、さまざまな品種の生産のほか、新しい品種の作出も行っています。また、その地域の水質によって、同じ品種であっても、その地域特有の形や色が出るものもあります。
養殖場では、見学できるところもあり、普段あまり見られない金魚に出会えたり、金魚飼育の参考になる面もあります。金魚のふるさとを訪ねてみるのも参考になるかもしれません。 |