フィルター交換が簡単なワンタッチフィルター
上部フィルターはろ過材の汚れを確認しやすい
水槽の底面全体のろ過面積のある底面フィルター |
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水槽の水をきれいに保つために、フィルターは最も重要です。汚れた水をどんどん吸い込んで、ろ過材で汚れを除去してから、水を水槽に戻します。そのため、時間がたったろ過材は汚れが溜まり、そこが細菌や寄生虫の卵などの温床になってしまいます。そんなろ過材を通過した水は、見た目にはきれいになっていますが、水質としては良くありません。
最も一般的なのが上部フィルターで、ろ過面積は水槽の底面積の30%ほどあり、十分なろ過能力があります。ろ過材の汚れは、上部から確認がしやすく、掃除、交換も簡単です。ろ過材は一般的にはシート状のマットですが、活性炭が組み込まれたものや、ガラス製やセラミック製の、ろ過材なども使用できます。
底面フィルターは手間がかかりますが、ろ過面積が広く取れます。底面フィルターは、水槽の底面に排水口の付いたパネルをしいて、その上にろ過材の底面マットをしき、さらにその上に底材をしきつめます。エアポンプにホースでつなぎ、底面から底材、ろ過材を通過した水が排水口から排出されるしくみで、完全に水槽内だけで、ろ過作業が完結されます。
底面フィルターの短所としては、ろ過材の交換は大掃除になるということです。底面に設置されているため、水槽内の魚や水草はもとより、底面フィルターのマットを取り出すときには、汚れが舞い上がるので、水槽内の水も全て交換しなければなりません。 |