昆虫を探して野山を歩いていると、スズメバチに出会うことがあります。スズメバチは尻にある針を武器にして、相手を刺して毒を注入します。この毒は強力で、毎年刺された人が毒のショックで何人も亡くなっています。特に危険なのはオオスズメバチですが、キイロスズメバチやほかのスズメバチも危険です。
スズメバチから身を守るには、スズメバチにばったり出会っても、あわてて手をふりまわしたりしないことです。スズメバチは動き回るものに攻撃してくるので、ゆっくりとその場を離れるようにしましょう。ふつうは、樹液を探していたり、なめているだけなので、あわてず行動しましょう。
しかし、秋にはスズメバチは攻撃性が強くなります。山道のわきの地中に、巣を作っていることがあるので、山道などを歩くときには道の真ん中を歩き、やぶの中に立ち入らないようにしましょう。また、スズメバチは黒いものに反応するので、林や山などに出かけるときには、白っぽい服を着て、長そで長ズボン、帽子をかぶり首にはタオルを巻いて、肌をあまり露出させないようにしましょう。 |