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トイレを教えるタイミングは、うちに子犬が来たその日からです。子犬はかわいいものですが、トイレトレーニングが完了し、新しい環境になれるまでは、部屋中を行動範囲にせず、ケージ(サークル)の中を基本的な生活場所にして、日に何度かそこから出して遊んであげる、という生活をします。
- トイレと寝場所がおさまる大きさのケージを用意します。子犬が来たばかりなら、ケージに毛布やタオルケットをかけてあげると、視覚や聴覚を少し遮断することになり、落ち着いて寝ることができていいようです。
- ケージの中身は、半分をトイレにします。トイレ容器にシーツを敷きます。トイレに、排泄物の臭いのついたものなどを入れておくと、そこがトイレと犬にわかります。もう半分は寝場所です。犬は穴蔵的な閉鎖された場所が好きです。できれば、体がすっぽり入るハウスを置くといいでしょう。
- ケージが居場所になるので、子犬は食事の後、自然にトイレに排泄するようになります。できたら褒めてください。ケージから出すのは、飼い主が遊んであげてもいいと思ったときです。子犬が来たばかりのころは、日に3回くらい、1回15分ほどケージの外に出します。1〜2か月くらいかけて、出す時間を増やしていき、最終的にケージの扉を開けっ放しにします。
- 生活の中心がリビングになっても、ハウス(ケージ)の扉をいつも開けておけば、自然と排泄のときには自分から入っていきます。注意するのは、犬がケージに入ったときには叱らないこと。叱った後にケージに閉じ込めないこと。子犬にとって自分だけの居場所、唯一の逃げ場所がケージ(ハウス)です。そこで叱ると、ハウスを嫌う犬になります。
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