足先をいじられると、嫌がる犬も多いようですが、のんびりしている時間を利用し、犬を股の間に寝かして、話しかけながら行なうことで、犬も人も、その作業に慣れていくものです。たまにやるのではなく、しょっちゅうやるような習慣をつけることが大切です。
シャンプーをした後だと、普段は堅い爪が、柔らかくなり、切りやすくなるものです。タイミンングとしては、シャンプーをしたときにセットで爪も切ってしまうといいと思います。
小型犬の場合はハサミでも切れると思いますが、大型犬だとギロチン型の犬用爪切りでないと、なかなか切れません。
犬の爪には途中から血管や神経が通っています。白い爪の犬の場合は、ピンクに見える所から神経があるとわかりますが、黒い爪の犬だと、わかりにくいものです。黒い爪の場合は、先から少しずつ切っていくのが無難でしょう。
短い爪の犬は、爪が伸びて巻いてきたところを切るというのも目安です。
爪を切る角度は気にしなくてもけっこうです。適当に切っても、歩いているうちに自然と減り、時間がたてば犬にちょうどよい形に削れていくからです。
扱いやすい小さなハサミを使い、もう片方の手の親指と人差し指で犬の足の裏を広げるように(パーの状態に開く)押さえて、少しずつ切ります。
犬のひじを足を持っている方の同じ手の小指にひっかけるように持つと、犬は自由に足をひっこめられなくなります。足先だけを持つと、あばれるので、固定して作業します。 |