耳の中の汚れや、ミミダニの寄生などで外耳に炎症を起こす病気です。アレルギーの初期症状としても起きます。綿棒などで飼い主が耳掃除をしていて中を傷つけ、そこから発症することも多くあります。
症状は、いつも耳を掻いている、非常にかゆがる、あるいは痛がる、耳をぱたぱたと振る、などです。
予防はマメなチェックです。3〜4日に一度、耳の中をガーゼで拭きましょう。シャンプーや耳掃除の後は、耳の中を完全に乾かすことが大切です。
耳の中にミミヒゼンダニが寄生して起きる病気です。
症状は外耳炎に似ています。耳をガーゼなどで拭いたとき、黒い耳垢がたまっていたら疑います。ひどくなると全身への皮膚炎に広がるので早期治療します。
予防法は、耳の中を清潔で乾燥した状態に保つことです。
ミミダニや外耳炎がもとで、耳を掻きすぎ、耳介の内側に血や膿がたまって腫れあがる病気です。
痛みと痒みがあり、耳に触れるのをとても嫌がります。鳴きながら耳を掻いたり、直接耳を掻くと痛いので、耳を振り回したりします。
治療としては、耳の腫れている部分を切って縫う外科手術となります。
予防はなるべく早期に耳ダニや外耳炎の治療を始めることです。手術後、耳の皮ふがひっぱられ、変形することもあります。 |