イヌカイセンダニが皮ふに寄生し、最初は赤い発疹のみが出ます。次に大きな白い塊のようなフケが出て患部が脱毛。進行すると脱毛が多くなり、患部を掻いて皮ふ炎を起こします。
母子感染したり、回虫のいる排泄物の混じった土を吸って体内に入ります。子犬だとやせ細り、腹部が膨らみます。虫が腸を傷つけ、貧血や血便を起こすこともあります。
母子感染、経口感染、土の中から足を通して感染します。カギのある口で腸壁に噛み付き直接血を吸うので、貧血や栄養失調、衰弱の症状を示します。
5〜8センチのべん虫の寄生が原因です。虫は排泄物に混じって体外に出ると土の中で成熟、生んだ卵が口から再び体内に入ります。腸から吸血するので貧血や血便の症状が出ます。
サナダムシの仲間です。ノミによって媒介され、大きくなると70センチにもなります。
肉眼では見えない原虫が腸に寄生して、しつこい下痢、出血性下痢、脱水症状、貧血、栄養失調を起こし、死ぬこともあります。他の動物にも寄生するので、不潔なペットショップでは感染している確率が高いです。
蚊によって媒介され、血管に入り込み、増殖しながら循環器などに病変を作ります。毎年、蚊が出てから蚊がいなくなった1か月先まで、予防薬を飲むことで防ぐことができます。
フィラリアは春先、他の寄生虫は定期的な検便で検査し、出たら駆虫することが大切です。散歩での拾い食いの習慣は危険なので、止めさせましょう。他の犬の便の臭いを嗅ぐのも避けた方がいいです。また散歩での自分の犬の便は、他の犬のためにも、必ず持ち帰りましょう。 |