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犬は病気やケガでつらくても、平気な顔を装うことが多いものです。そのため症状が進行し、本当に具合が悪くなるまで、外見に現れにくく、飼い主が気がついたときには、すでに取り返しのつかない重症になっていることが多いのです。早期発見し、軽症のうちに治せば完治する確率は高くなります。
- 外見
目、鼻などが汚れていないか、毛に艶があるか、足を引きずっていないか、一日一度、グルーミングを兼ねて、体を一通りみてください。触ると痛がったり、腫れていたりする箇所がないか、毛が禿げている場所がないか注意して見ます。
- 排泄物
犬は、エサを替えたときや、拾い食いしたときなど、ときどき下痢をすることがありますが、一過性ならば、それほど心配はいりません。丸一日様子を見て、下痢が続いたら、すぐ病院へ行きましょう。血便、寄生虫などの可能性もあるので、便は毎回よく見てください。おしっこの回数がやたらに増えたときや、血尿など色がおかしいときも病院に行きましょう。
- その他
犬は食べ過ぎると、よく嘔吐します。しかし、水も飲めないほど繰り返し吐く、あるいは元気がない、下痢と併発するという症状は注意が必要です。また、腹痛のときは、犬は腹部を伸ばしたがらずに、背中を丸めてうずくまります。腹部に力がないとき、反対に、ぎゅっと力を込めているときは腹痛かもしれません。
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