犬は遊んでいるときや、散歩、食事、排泄のとき以外は寝ているのが普通です。
そんな静かにしているときに、次のことをチェックしてみましょう。
目ヤニが多い、涙がやたらに出る、目をしきりにかく、目の玉に濁りがある。拭いても拭いても目ヤニや涙が多いときや、その他改善しない目の異常は動物病院へ。
耳をふる、耳をしきりに気にする、かゆがる場合は耳の中を見て、臭いをかぎ、ガーゼで軽くぬぐってください。真っ黒の耳垢が出るときや、臭いがあるとき、痛がるときは病院へ。
リラックスして寝ているときと、元気がなくて寝ているときとの雰囲気は違います。体をとりわけ丸めている、震えている、どこかを痛がっている様子があるときには、動物病院へ。
遺伝的に心臓が強くない犬種の場合や年をとって心臓に問題が出る場合などがけっこうあります。聴診器(安いものは2000円前後)で定期的に心音を聞けるとベストです。あなたの心臓の音と比べて大丈夫です。心臓疾患の早期発見を可能にします。できれば呼吸数や脈拍もとりましょう。異常を知るために健康なときの心音、脈拍数、呼吸数を調べておきましょう。
様子がおかしい場合には検温もしましょう。肛門に小型犬で3センチ、大型犬で6センチくらい入れて測ります。38.5度前後が平熱です。
大量のフケの有無、毛づや、皮ふの湿疹や腫れの有無、脱毛、炎症の有無を目で見て、手で触って、ときどきチェックしましょう。普通ではない、異常だと思ったら、病院に行きましょう。 |