交通事故、他の犬とのケンカ、高い所からの転落など、原因はさまざまです。予防は、リードでのお行儀よい散歩、犬の行動をよく把握して注意しながら見守ることです。骨折した場合には患部に板や棒を添え、包帯で固定して、なるべく動かさないように病院に連れて行きます。出血の多いケガのときは、傷口をティッシュなどで強く押して止血。特に多いときには、傷口から心臓に近い方を縛って止血し、病院に連れて行きます。
特に多いのは、真夏のアスファルトでの散歩で、足の裏をやけどする例です。反射熱で腹部など地面に面した所を広範囲にやけどすることもあります。
夏は早朝や、すっかり日が暮れてからの散歩にします。そして、やけどと思われたら、病院で手当てしましょう。
目玉のついたぬいぐるみ、ビー玉やコインなどには気をつけてください。急激に咳き込んだり、呼吸に異常が出たりしたら、病院に連れて行きます。
暑い日に密閉した室内で留守番させていたり、車内やケージに入れて放置したりすると、なります。症状は呼吸の乱れやよだれ。悪化すると、血の混じった嘔吐や下痢、ケイレン、呼吸不全を起こします。
初期症状なら水をかけ、急激に体を冷やし、涼しい場所に移動します。状態が悪ければ、冷やしながら病院へ。
夏は、クーラー使用や風通しを考えるなどの暑さ対策が必要です。また、水はいつでも飲めるようにしておきましょう。 |